政府は30日、北朝鮮側から拉致被害者らの再調査に関する詳細な説明を受けるため、担当者を平壌に派遣する方針を固めた。北朝鮮の宋日昊朝日国交正常化交渉担当大使が、中国・瀋陽で開かれた29日の日朝政府間協議で、日本側に訪朝を求めていたことも判明。北朝鮮側の要請を受け、日本政府筋が30日夜、「派遣してもリスクはないだろう。訪朝団の編成はこれから決める」と述べた。
外務省の伊原純一アジア大洋州局長ら実務者を10月中に派遣する方向で調整する。これに関し、宋氏は30日夜、瀋陽で記者団に「いつでも(日本側の訪朝を)受け入れられる」と述べた。
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