架空外注費を計上して約6500万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反の疑いで、東京都渋谷区の広告会社「ストラテジー」と渡辺賢司社長(45)を東京地検に告発していたことが6日、分かった。
関係者によると、同社は主に美容外科クリニックなどの広告を受注して業績を伸ばした。渡辺社長は事業実態のない法人2社にうその請求書を発行させ、架空の「支払広告料」を計上。いったん相手口座に振り込んだ後に、現金でキックバックさせていた。
2012年9月期までの3年間に約2億円の所得を隠し、法人税約6500万円を免れた疑いが持たれている。
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