日銀が2日発表した生活意識アンケート(9月調査)によると、個人の現在の景況感を示す指数は前回6月調査から10・4ポイント低下し、マイナス20・4となった。2四半期(半年)連続で悪化し、指数は2013年3月調査以来、1年半ぶりの低水準。物価上昇に所得改善が追いつかず、家計負担の増加が景況感を冷やした。
現在の暮らし向きでは「ゆとりがなくなってきた」との回答が4・8ポイント増の48・5%に上った。理由を複数回答で尋ねたところ「物価上昇」(66・2%)や「収入減少」(48・5%)が多かった。物価上昇と答えた割合は08年12月調査以来の高い水準だった。
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