大西洋クロマグロの資源管理を話し合う大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の科学委員会が、東大西洋・地中海で、30キログラム以上の親魚の漁獲枠を1万トン程度拡大することが可能とする報告書をまとめたことが8日、分かった。資源が回復しているためで、15年から日本などの漁獲枠が拡大される公算が大きい。実現すれば2年ぶり。
漁獲枠は、ことし11月にイタリアで開催されるICCAT年次総会で決まる予定で報告書が重視される。14年の漁獲枠は1万3400トンだった。
各国が拡大で一致すれば、日本政府はこれまでの割当量(8・5%)と同じ水準の増加分を要求する方針だ。
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