南北高官、仁川で会談
【ソウル共同】北朝鮮の金正恩第1書記の最側近の黄炳瑞・朝鮮人民軍総政治局長ら高官による代表団が4日、仁川アジア大会閉会式出席のため平壌から専用機で韓国入りした。
黄氏らは仁川で韓国の柳吉在統一相と会談。その後、韓国の外交・安保政策を統括する大統領府の金寛鎮国家安保室長らとも会談した。南北の政権中枢による接触で緊張緩和が実現するか注目される。
黄氏は韓国の朴槿恵政権発足後、韓国を訪れる最も高いレベルの北朝鮮高官。北朝鮮は朴政権による北朝鮮内の人権問題の改善要求などに反発してきたが、突然対話姿勢を見せた。北朝鮮が南北関係の主導権を握ろうと攻勢に出た形だ。
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