イオンが2015年からコメの生産に参入することが7日、分かった。農地をまとめて意欲的な農家に貸し出すための仕組みである「農地中間管理機構」を活用して、埼玉県羽生市で農地を借り上げる。小売り大手が機構を活用してコメを生産するのは初めて。
政府は農家の大規模化を進めるため、企業などに農地中間管理機構の利用を促している。小売り大手のイオンが活用を決めたことで、ほかの企業の利用も広がりそうだ。イオンは自らコメを生産することで、消費者に安定的で低価格な商品の提供を目指す。
15年秋に60トン前後を収穫。埼玉県内などで販売するほか、グループ企業にも提供する見通し。
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