生物を取り巻く地球環境は依然として厳しく、2020年には、生物種や生態系の多様性が現在よりも悪化している恐れが高いとの予測を国連環境計画などの国際チームがまとめ、2日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
韓国の平昌で6日から始まる生物多様性条約第12回締約国会議(COP12)では、10年に名古屋市で採択された20年までの生物多様性の保全目標「愛知ターゲット」の達成状況が主要議題となる見通し。チームの分析結果も議論に影響を与え、各国に保全対策の加速を促すことになりそうだ。
チームは、生物の絶滅リスクの減少などの目標に対する達成度合いを推定した。
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