山口県は23日、同県長門市の輸入業者「伊村産業」が販売店向けに出荷したベトナム産の冷凍シシャモの容器に、汚物や殺鼠剤と疑われる異物が混入しており、自主回収を始めたと発表した。健康被害の報告はないという。
厚生労働省は、全国の検疫所に対して製造業者の商品を貨物保留するよう指示し、伊村産業には同様の異物混入がないか全箱の確認をするよう求めた。ベトナム政府に対しては、事実関係の確認と原因究明を要請した。
県によると、段ボールの中にシシャモ5キロがビニール詰めされており、異物は段ボールとビニール袋の隙間に入っていた。商品とは直接触れていなかった。
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