西大寺で回廊跡を発見
8世紀後半に称徳天皇が発願した西大寺(奈良市)の旧境内で、中枢施設「金堂院」の回廊跡が見つかり、奈良文化財研究所が24日までに明らかにした。回廊の規模は東西97メートル、南北が117メートルの「日」の字形とみられる。奈良時代に東大寺と並ぶ大寺院とされた創建時の規模を知る手掛かりになるという。
文献では、南から北に中門、薬師金堂、弥勒金堂が一直線に並び、周囲に回廊が巡っていたとされる。
研究所によると、薬師金堂跡の東西で、柱跡が等間隔で並んでいるのを確認した。
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