広島の工場で有毒ガス3人重体
24日午後3時ごろ、広島県北広島町新氏神の産業廃棄物処理施設「喜楽鉱業広島総合工場」から「作業中に従業員数人が倒れた」と119番があった。工場の屋内で硫化水素とみられる有毒ガスが発生し、北広島町の男性従業員(28)が意識不明となった。命に別条はない。
この他、従業員6人が病院に搬送された。
県警などによると、従業員9人が廃棄物を分別するための工場で、フォークリフトを使い、容量約200リットルのドラム缶に入った廃棄物を、深さ3~4メートルの鉄筋コンクリート製の容器「ピット」に入れていたという。1人が倒れ、白い煙のようなものが見えたためガスに気付いた。
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