冬季五輪、温暖化で開催地激減
【ワシントン共同】地球温暖化に伴う気温上昇がこのまま進むと、ロシア・ソチを含む冬季五輪開催地の19都市のうち、2080年代にスキー競技などを確実に運営できるのは、日本の札幌を含む6都市だけになるとの予測を、カナダ・ウォータールー大の研究チームが23日までに発表した。
1998年開催地の長野は、今世紀末に2月の平均気温が高くなって競技可能な雪面を維持できなくなる可能性がある。今回のソチは50年代に開催が難しくなるという。
チームの研究者は「世界的なウインタースポーツの祭典を楽しむ伝統が失われてしまうかもしれない」と警告、温暖化対策の強化を訴えている。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。