大阪府、832万人が断水の恐れ
大阪府は24日、防災会議の検討部会を開き、南海トラフ巨大地震によるライフラインの被害想定を公表した。揺れや津波、液状化現象によって最大で全府民の94%に当たる832万人が断水の影響を受ける恐れがある。234万軒(府内の55%)が停電、115万戸(同34%)のガス供給が止まると試算しており、建物や物流などの経済的被害は28兆円を超える。
国予測では断水の影響を約430万人と見込むが、府は新たに津波が川を逆流することで生じる取水口の被害を考慮、倍近くになるとした。これで一連の取りまとめを終え、3月に防災計画を修正する。
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