国土交通省は24日、テロ対策で実施している国際線旅客機内への酒類や化粧水など「液体物」の持ち込みについて、海外からの乗り継ぎ客を対象に制限を緩和する方針を決めた。一定の検査条件を満たせば機内に持ち込めるよう通達を改正、31日から施行する。
持ち込み制限は、2006年に英国で旅客機同時テロ計画が発覚したのを受け各国で実施。日本発の国際線では、100ミリリットルを超す液体物の持ち込みが禁止されている。
欧米や韓国で、検査強化を条件に規制緩和が進むのに伴い、日本でも見直しを決めた。成田空港で今春にも実証実験を始め、安全性を精査した後で本格導入を検討する。
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