パロマ事故、安全対策が不十分
消費者安全調査委員会(消費者事故調)は24日、パロマ工業(現パロマ、名古屋市)製のガス湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故について「安全対策が不十分だった」などとする評価書を公表した。この事故が一つの契機となって発足した事故調による初の最終的な報告だが、2006年8月の経済産業省の調査結果をほぼ追認した内容で、今後、独自調査はしない。徹底した調査を求めていた遺族側は強く反発している。
事故調は、シンドラーエレベータ社製エレベーターの死亡事故など2件について独自調査を進めており、今後、消費者目線に立った徹底した調査・分析ができるかが問われる。
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