1954年、米国が太平洋マーシャル諸島・ビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員、大石又七さん(80)=東京都=が23日、被ばく60年の3月1日に合わせ、マーシャル諸島を訪問する意向を明らかにした。現地の政府関係者や住民が参加する式典に出席する予定。
大石さんは、共同通信の取材に「福島で原発事故が起き、世界の核の状況は深刻になっている。福島原発事故とビキニ水爆実験はつながっている。60年の節目に、経験した苦しみや核の恐ろしさを訴えたい」と話した。
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