トヨタ自動車労働組合(鶴岡光行委員長)が2014年春闘の労使交渉で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として、月給の1%以上に当たる組合員平均4千円を要求する方向で最終調整に入ったことが22日分かった。
年間一時金(ボーナス)は5カ月以上を要求する。30日に組合員に提案し、2月6日に正式決定する見通し。ベア要求は09年に4千円を掲げて以来、5年ぶり。実現すれば6年ぶりとなる。
春闘相場に影響力を持つトヨタ労組がベア要求に踏み切ったことで、安倍政権が産業界に要請している賃上げの動きが一段と強まりそうだ。
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