城内実外務副大臣は9日の記者会見で、政府が北朝鮮から日本人拉致問題の再調査について聴取するために派遣する方針の訪朝団について、正式な決定時期が10月下旬以降となる見通しを示した。拉致被害者家族の根強い慎重論に配慮し「早急に検討する」(加藤勝信官房副長官)としていた訪朝の最終判断を事実上先送りした形だ。
超党派の国会議員でつくる「拉致救出議員連盟」は総会を16日に開催する。日朝関係筋によると、訪朝団に関し意見集約をするため「政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会」を20日以降に開く方向で調整している。
城内氏は、派遣決定は20日以降になるとの見方を示した。
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