御嶽山捜索は天候不良で中止
55人が死亡し、8人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は9日、天候不良のため同日の捜索中止を決めた。
長野地方気象台によると、御嶽山周辺は9日午後から雨が降る可能性があり、二次災害の危険があると判断した。
9日の捜索活動は、後方支援を含めて千人近い態勢で実施する準備を進めていた。山頂付近は粘土状の火山灰に加え、8日の捜索に加わった消防隊員が「日陰は泥の表面が凍っており、昼でも寒い」と漏らすなど過酷な状況が続いている。
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