政府は23日、ウナギの養殖業者に届け出制を導入する方針を固めた。年内にも政令で決定し、将来は許可制にする方向だ。
養殖ウナギの生産量を適正化し、生息数が減っている稚魚のシラスウナギの乱獲防止につなげる。
河川や池での養殖業を規制する「内水面漁業振興法」が6月に国会で成立し、これまでなかったウナギ養殖業への規制に乗り出す。
まず養殖業者に農相への届け出を義務付け、生産量など養殖の実態を把握しやすくする。その上で、中国や台湾などと交渉を進めているウナギ生産の国際的な管理の枠組みづくりの状況を踏まえながら、許可制に移行したい考えだ。
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