オウム中川死刑囚を証人尋問
公証役場事務長拉致事件の逮捕監禁罪などに問われたオウム真理教元幹部平田信被告(48)の裁判員裁判で東京地裁は21日、元幹部中川智正死刑囚(51)の証人尋問を実施した。確定死刑囚は外部との接触が厳しく制限され、法廷での証人尋問は極めて異例だ。
中川死刑囚は「この場をお借りしておわびしたい。誠に申し訳ない」と遺族や被害者に謝罪し、自らが拉致を実行したことを認めた。
東京地裁は傍聴席から姿が見えないよう証言台の後ろについたてを設置。傍聴席の前に防弾パネルを設け、法廷に多数の警備担当職員らを配置して厳戒態勢を敷いた。
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