芥川賞に小山田浩子さん
第150回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は小山田浩子さん(30)の「穴」(「新潮」9月号)に、直木賞は朝井まかてさん(54)の「恋歌」(講談社)と姫野カオルコさん(55)の「昭和の犬」(幻冬舎)の2作に決まった。
小山田さんは広島市生まれ、同市在住。広島大を卒業後、編集プロダクションなどで働いた。2010年に「工場」で新潮新人賞を受け、同作を収録した単行本が織田作之助賞に決まった。受賞作は、夫の実家の隣に移り住んだ主婦の視点で、奇妙な日常を描いた。
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