在ヨルダン日本大使館に勤務するキャリア外交官の2等書記官(30)が、安倍首相が外国訪問する際などに作成された要人の宿泊先や訪問先の地図が記載された複数の機密文書を、服務規定に違反して繰り返し自宅に持ち帰っていたとして、厳重な注意を受けたことが16日、分かった。関係者が明らかにした。
外交分野などでの国の機密漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法が昨年成立し、情報の取り扱いに対する国民の関心が高まる中、機密文書のずさんな管理に批判が上がりそうだ。
外務省は「機密情報の持ち出しはあってはならない。再発防止に努める」としており、書記官の処分を検討している。(共同)
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