中国毒ギョーザ事件で無期懲役
【石家荘共同】日本で2008年1月に発覚した中国製ギョーザ中毒事件で、危険物質混入罪に問われた製造元食品会社「天洋食品」の元臨時従業員、呂月庭被告(39)の判決公判が20日、河北省石家荘市の中級人民法院(地裁)で開かれ、無期懲役の判決を言い渡した。
日中両国で14人の被害者を出し、中国の「食の安全」への不信感が日本で強まるきっかけとなった事件は発覚から約6年を経てようやく大きな区切りを迎えた。
尖閣諸島をめぐる対立や首相の靖国参拝で日中関係は悪化しており、量刑を含めた判決内容について、習近平指導部は両国の世論への影響も慎重に検討し、決定したとみられる。
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