「自衛艦ぶつかってきた」
広島県大竹市沖で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突、2人が死亡した事故で、救助された伏田則人さん(67)が17日、初めて取材に応じ「真っすぐ進んでいたら、後ろにいたおおすみが加速し、右舷に追突するような形でぶつかってきた」と証言した。
おおすみの左舷中央には衝突の痕跡があり、船尾に向けて数十メートル、釣り船を引きずったような傷が残っており、おおすみが釣り船よりも速度を出し、追い越すように航行していた可能性がある。
海上衝突予防法では、追い越す側の船が回避義務を負い、おおすみが追い越し中だったと判断された場合、釣り船をよける義務が生じる。
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