オウム平田被告の公判始まる
公証役場事務長拉致事件の逮捕監禁罪などに問われたオウム真理教元幹部平田信被告(48)の裁判員裁判の初公判が16日、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)で開かれた。平田被告は「(拉致の)認識の共有はなかった」と起訴内容の一部を否認した。教団による一連の事件で初めての裁判員裁判で、判決は3月上旬に言い渡される見通し。
平田被告は「(拉致事件の)被害者と遺族にはおわび尽くせぬ苦痛を与え、申し訳ない」と謝罪した。東京都内のマンションの爆発事件の爆発物取締罰則違反罪については「指示や打ち合わせはなかった」と無罪を主張し、教団施設への火炎瓶事件については起訴内容を認めた。
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