サトイモ、水田栽培で収量倍以上
鹿児島大の岩井純夫教授(園芸学)の研究グループは、サトイモを水田で栽培すると収量が2倍以上になるとの研究結果をまとめた。岩井教授は「休耕田の活用策にもつながる」と話し、15日発行の園芸学会の専門誌で発表する。
岩井教授によると、鹿児島県奄美群島より南の地域では水田でサトイモを育てる例もあるが、国内ではほとんどが畑で栽培されている。
研究には畑作用サトイモ「大吉」を使い、2011~13年の3年間、土に水を張った鉢と、土だけの鉢で収量を比較。いずれの年も水を張った方が約2~4倍となった。
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