【ダボス(スイス)共同】国際労働機関(ILO)は20日、2013年の世界の失業者数が推計で前年比490万人増の2億180万人、失業率は前年と同じ6・0%だったとの報告書を発表した。金融危機後、米国などで緩やかな景気回復が続いているが、世界的な雇用情勢は回復が進んでいないことが示された。
ILOは、このまま推移すれば18年には世界の失業者が2億1500万人を超えると警告、厳しい雇用情勢が今後も続くとみている。
特に若者層が深刻で、13年の15~24歳の失業者は前年比70万人増の7450万人、失業率は13・1%と高い水準を維持している。
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