釣り船4人、救命胴衣なし
広島県大竹市沖の瀬戸内海で15日朝、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と衝突した釣り船が転覆した事故で、救助された寺岡章二さん(67)が15日夜、広島市の自宅で取材に応じ「釣り船の右側がぶつかってせり上がり、左側から浸水し転覆した」と証言した。
第6管区海上保安本部(広島)によると、両船は行き先からみてほぼ同じ方向に航行していた可能性がある。衝突の痕跡は、おおすみの左舷中央の後ろ寄りで確認。釣り船の船体にも傷があった。
山口県の病院によると、重体だった2人のうち船長の高森昶さん(67)が15日夜、死亡した。
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