総務省消防庁は16日、全国の入院設備がある診療所の94・6%でスプリンクラーが未設置との調査結果を公表した。福岡市の診療所で昨年10月、高齢者10人が死亡した火災を受けて実施、再発防止策を話し合う消防庁の検討部会で報告した。
調査によると、入院設備がある7744の診療所のうち、昨年10月時点でスプリンクラー設置は416カ所にとどまった。設置している診療所のうち78カ所は延べ床面積6千平方メートル以上で、スプリンクラーを設ける義務があるところだった。
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