経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスが2015年度末までに、国内で約5400人を追加削減する方針を固めたことが21日、分かった。13年10月時点で約2万8500人を数えるグループ従業員の約2割に当たる。早期退職を実施して採算を改善し、再建を加速する。労働組合に提示しているが、労組は反発しており、曲折も予想される。
ルネサスは16年度に営業利益率10%以上達成する目標を掲げている。ただ競争激化で売上高が伸びないことに備え、固定費を減らしていく考えだ。
4月1日付で「人財流動化支援グループ」(仮称)を設置。転職を促す新たな退職勧奨制度も導入する。
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