釈放ならWBC名誉ベルト授与
世界ボクシング評議会(WBC)は、強盗殺人罪などで死刑判決を受け、第2次再審請求中の元プロボクサー袴田巌死刑囚が釈放された場合、「名誉チャンピオンベルト」を授与することを決めた。関係者への取材で12日、分かった。
日本プロボクシング協会によると、WBCがベルトを授与すれば極めて珍しいケースという。米国では、殺人容疑で逮捕され19年間の投獄後に無罪となった元ボクサー、ルビン・カーター氏にWBCがベルトを授与した例がある。
袴田死刑囚の第2次請求審手続きは全て終了し、早ければ春にも静岡地裁が再審開始の是非を決定。再審が決まれば、釈放される可能性がある。
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