昭和天皇実録、全量開示へ
昭和天皇の87年余の生涯を記録した「昭和天皇実録」の編さん作業を進めている宮内庁は9日、実録が今年3月末に完成し、4月にも天皇陛下に提出するとの見通しを明らかにした。情報公開請求があれば全量を開示する方針で、2014年度中に業者を入札で募って公刊も始める。同庁の風岡典之長官が定例記者会見で説明した。
太平洋戦争開戦や終戦の“聖断”に至る経緯、連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー元帥との会見など、戦前から戦後の占領期にかけての新史料があるかが注目される。 側近の日誌や侍医の拝診録のほか、未公開の個人の文書や元侍従からの聞き取りなども参考にした。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。