イスラエルのシャロン元首相死去
【エルサレム共同】対パレスチナ強硬派として知られたイスラエルのアリエル・シャロン元首相が11日、死去した。イスラエルメディアが伝えた。85歳。首相在任中の2006年1月に脳出血で緊急入院して以来、意識は戻らず、政界から引退していた。
豊かな軍歴を持ち、82年に国防相としてレバノン侵攻を指揮、パレスチナ解放機構(PLO)をレバノンから追放した。
01年に首相となった後は、パレスチナ自治区への侵攻やパレスチナ過激派指導者暗殺などを実行した。占領地の大部分から一方的に撤退し国境を画定するパレスチナ分離政策を打ち出し、05年9月にガザから撤退した。
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