日銀が9日発表した生活意識アンケート(昨年12月調査)によると、個人の現在の景況感を示す指数はマイナス9・2で、前回9月調査から0・9ポイント悪化した。指数悪化は2期(6カ月)連続。収入の伸び悩みを背景に、景気の現状に対し慎重な見方を崩さない人が多いことを反映した。
現在の収入が1年前に比べて「減った」と答えた人の割合は、前回に比べて1・2ポイント増の40・6%。一方、現在の物価が1年前に比べて「上がった」としたのは67・0%と、前回より0・5ポイント減ったものの引き続き高い水準で、物価の上昇に収入の増加が追いついていないと感じる人が多いとみられる。
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