ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、不正競争防止法違反(営業秘密の複製)の疑いで逮捕された元システムエンジニア(SE)松崎正臣容疑者(39)が、ベネッセ側の社内調査が始まった6月末にも、約2千万件のデータを持ち出した疑いがあることが19日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁は、流出の疑惑が浮上しているのに気付かないまま、松崎容疑者が、データのコピーを続けていたとみて捜査。19日、同容疑で松崎容疑者を送検した。
捜査関係者などによると、ベネッセには6月26日以降、顧客から情報流出を指摘する問い合わせが急増し、翌27日に社内調査を始めた。
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