リニア新幹線、秋着工へ最終段階
太田国土交通相は18日、JR東海が2027年に品川―名古屋で先行開業を目指すリニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)に対する意見書をまとめた。最大限の環境保全対策を迫る一方、計画の抜本見直しは求めなかった。秋にも着工を目指すJR東海は意見書を踏まえて評価を補正した上で、工事実施計画を申請し、国交相が可否を判断する。アセス手続きは最終段階に入る。
国交相は記者会見で「JR東海に地元への説明や河川への影響回避、残土の有効利用を求めた」と述べた。
石原環境相が6月に国交省に提出し「事業規模の大きさから相当な環境負荷が生じる」とした意見書を踏襲した内容。
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