政府が取りまとめた2014年版防衛白書の概要が16日分かった。中国が昨年11月に東シナ海上空に設定した防空識別圏に関し「現状を一方的に変更し、事態をエスカレートさせ、不測の事態を招きかねない」と強く批判しているのが特徴だ。8月上旬に閣議で了承される見通し。
中国が防空識別圏を飛行する航空機に中国の規則を強制していると指摘し「公海上空における飛行の自由の原則を不当に侵害している」とも明記した。5、6月に相次いで発生した中国軍機による自衛隊機への異常接近事案も触れている。
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