日銀が17日に発表した7月の主要銀行貸し出し動向調査によると、資金需要の強さを示す「資金需要判断指数(DI)」で、4~6月の個人向けがマイナス10となり、4月の前回調査から30ポイント悪化した。消費税増税前に駆け込み需要が膨らんだ反動が響いて、2000年4月の調査開始以来、最大の悪化幅となった。
今回の水準は、10年1月(マイナス11)以来の低さだ。住宅ローンが31ポイント下落してマイナス17となったほか、消費者ローンも13ポイント低下した。ただ、個人向け全体の今後3カ月間の見通しはプラス2と改善を予測している。
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