親の育児放棄などが理由で自宅や路上に置き去りにされた18歳未満の子どもが、2011年度から13年度までの3年間に24都道府県で395人いたことが19日、共同通信の全国調査で分かった。長時間放置され熱中症で死亡したり、餓死したりしたケースもあり、幼い子どもが生命の危険にさらされている実情が浮き彫りになった。
今年5月には神奈川県厚木市のアパートで死後7年以上たった男児の白骨遺体が見つかり、放置した父親が逮捕される事件も起きている。児童相談所(児相)や自治体、警察などの関係機関や住民が相互の連携を強化し、早期発見や保護に向けた態勢を整備することが必要だ。
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