【北京共同】中国国家統計局は16日、4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比7・5%増だったと発表した。成長率が1~3月期の7・4%を上回り、3四半期ぶりに上昇し成長鈍化に歯止めがかかった。政府が打ち出した景気下支え策の効果が出た。
政府が掲げる通年の成長率目標である7・5%と同水準を確保した。米国に次ぐ世界第2の規模である中国経済の持ち直しは、世界経済の安定にもつながりそうだ。
習近平指導部は春ごろから景気の下支え策を打ち出し、内陸部の高速鉄道建設や都市基盤整備を加速などした。その結果、工業生産が上向き、固定資産投資も持ち直し始めた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。