松本死刑囚の再審認めず
地下鉄サリン事件など13事件で殺人罪などに問われ、2006年に死刑が確定したオウム真理教の松本智津夫死刑囚(59)=教祖名麻原彰晃=の3度目の再審請求を東京地裁が棄却したことが16日、関係者への取材で分かった。地裁の決定は6月で、請求者や内容は明らかになっていない。弁護側は即時抗告した。
最初の再審請求は2010年9月、2度目は昨年5月にそれぞれ最高裁で棄却が確定した。いずれも家族が請求し、弁護側は元教団幹部が「松本死刑囚にサリン生成を指示された」とする供述を翻した点などが新証拠に当たると主張していたが、認められなかった。
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