BRICS、新開発銀設立で合意
【フォルタレザ共同】ブラジル北東部フォルタレザで開かれた中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議は15日、米国主導の国際金融秩序に対抗し発展途上国のインフラ開発を支援する独自の開発金融機関「新開発銀行」を設立する協定に調印、本部を中国・上海に置くことで合意した。
首脳会議は同日採択した「フォルタレザ宣言」でウクライナ情勢に懸念を表明。クリミア編入を理由にした欧米の対ロ制裁を念頭に、「国際法などに反する一方的な軍事介入や経済制裁」を非難するなど、政治的色彩を強めた。シリアやアフガニスタン、イラクの状況にも懸念を示した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。