東京のJR池袋駅近くの繁華街で車が暴走し8人が死傷した事故で、運転していた男が使用したとみられる脱法ハーブに含まれていた未規制の2物質について、厚生労働省は15日、薬事法に基づき販売や所持が禁止される指定薬物に緊急指定した。ハーブを含む脱法ドラッグ対策で、緊急指定は今回が初。
事故の重大性を踏まえ、6月24日の事故から3週間でのスピード指定となった。施行は7月25日。
脱法ハーブ使用の影響によるとみられる事故が相次いでいるのを受け、田村憲久厚労相は閣議後の記者会見で「今まで以上に厳しい対応をしなければならない」と述べ、取り締まりも強化する考えを示した。
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