IMFC、世界経済はリスク増
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)の運営方針を決める国際通貨金融委員会(IMFC)は11日、停滞する欧州経済を念頭に、世界経済は「下方リスクが増加している」との声明を採択して終了した。エボラ出血熱の感染拡大による社会経済への影響について「深く懸念する」と危機感を示した。
声明は、世界経済は回復を続けているものの「ばらつきがあり、想定よりも弱い」と指摘。米国経済の堅調な改善に対し、デフレ懸念に直面するユーロ圏は「回復が一時的」とし、消費税増税で落ち込む日本の成長は「緩やか」とした。
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