安倍晋三首相は、太平洋戦争の激戦地パラオのレメンゲサウ大統領を2015年春までに日本へ招待し、会談する方向で検討に入った。複数の日本政府関係者が11日、明らかにした。政府は、天皇、皇后両陛下が戦没者を慰霊するため、早ければ来年4月ごろにパラオを訪問される方向で調整しており、環境整備を進める狙いがある。
大統領は日本滞在中に天皇陛下とも会見し、両陛下をパラオに招待したいとの意向を直接伝えたい考えだ。
政府筋によると、大統領は14年中の訪日を希望しているが、日本側の日程上の都合から15年1月から3月までの間に招く公算が大きい。
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