安倍晋三首相が7月下旬の福田康夫元首相と習近平中国国家主席の極秘会談に合わせ、谷内正太郎国家安全保障局長を北京に派遣し、会談に同席させていたことが分かった。複数の日中関係筋が12日、明らかにした。近く谷内氏を北京に再度派遣する方向で検討を進めている。中国側は7月の会談で日中首脳会談の開催条件に関する「合意案」を谷内氏に提示。首相サイドは受け入れられないとして、大幅修正を習氏側に求める意向だ。
11月の北京での首脳会談実現をにらんだ日中間の水面下の調整は一段と加速しそうだ。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。