【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は24日、ロシア系住民保護を理由にウクライナにロシア軍を投入する権限を承認した決定を取り消すよう上院に求め、ウクライナへの軍事介入をしない姿勢を明確にした。ペスコフ大統領報道官がロシアメディアに明らかにした。
上院関係者によると、上院はプーチン氏の要請に沿って、25日に承認を撤回する方針。
ウクライナ政権と東部の親ロシア派武装勢力の一時停戦が23日に成立、さらにロシアが軍事介入の選択肢を放棄したことで、ウクライナ情勢が安定し、同国のポロシェンコ大統領が提示した和平計画に弾みがつく可能性が出てきた。
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