福岡の化石、国内最古のサイ祖先
福井県立恐竜博物館(同県勝山市)と北九州市の研究チームは23日、福岡県宗像市の地層から見つかった化石が、サイの仲間として日本最古と確認したと発表した。
化石は1992年に九州大などの研究チームが約4500万年以上前の地層で採集した岩石の中から見つかった。下顎の骨やかかとの骨、肋骨の一部、大腿骨とみられる。恐竜博物館の宮田和周主任研究員(45)らが化石の周囲の岩石を取り除き、顎に付いていた歯の形状などからサイの祖先ヒラキウスと判明した。
同じ岩石から見つかった化石の生物が生きていた年代や地層の位置などから約4800万年前のものとみられる。
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