京都府宇治市や城陽市など3市3町で構成する「城南衛生管理組合」は23日、城陽市のごみ処理場で2010年、焼却後のばいじんから基準値を上回るダイオキシンが検出されたのにもかかわらず、大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪市)に搬出し、大阪湾に埋め立てられていたと明らかにした。
京都府などによると、城陽市のごみ処理場「クリーン21長谷山」で10年6月、組合側が検査を実施したところ、1グラム当たり基準値を0・8ナノグラム上回る3・8ナノグラムを検出。組合側はセンターに報告していなかった。翌7月の検査では基準値を下回った。10年5~8月に約180トンを搬出したという。
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