沖縄「ひめゆり学徒隊」など慰霊
太平洋戦争末期の沖縄戦が終結したとされる「慰霊の日」を迎えた沖縄県では23日午後、戦没者を追悼する行事が各地で営まれた。糸満市では、看護要員に動員され136人の生徒らが犠牲になった「ひめゆり学徒隊」の慰霊祭が開かれ、遺族や同級生ら約400人が手を合わせた。
ひめゆり同窓会の玉城節子会長(85)は、政府が集団自衛権行使容認へと進んでいる現状に触れ「国民が揺らいでいる今こそ、多くの人々が世代を超え、戦争のない平和な未来を貫こう」とあいさつ。
那覇市では、米軍に撃沈された船25隻に乗っていた県民約2千人を弔う「海鳴りの像」前で戦時遭難船の犠牲者慰霊祭があった。
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